TOEICはハイスコアなのに、英会話がうまくいかない

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Q. 学生の頃から長い間TOEICの勉強をしており、スコアも900点間近というところまできています。しかし、会話となるとうまくいきません。会社でも英語を話す機会があるのですが、とても憂鬱です。何かいい勉強方法はありますか?

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A. 「セルフ会話法」がおすすめです!この会話法は、自分に合ったやり方で進めていける万能トレーニングです。TOEICでハイスコアを持っているあなたなら、全く心配することはありませんよ!すぐにレベルアップして、ビジネス英会話を楽しめるようになります。

セルフ会話法を自分の学習とリンクさせていく

みなさんは、これまで様々な形で英語の勉強をしてきたことと思います。相談者様のようにTOEICTOEFLなどの資格取得に向けて勉強をしたり、イングリッシュスピーカーの多く訪れる職場での接客用に英語を学んだりと、人それぞれ自分らしい方法で学習を進めていますよね。

前回の記事で解説したように、スピーキングレベルを向上させるには、自分が実際に使用するシーンやシチュエーションを想定して経験値を積むのが一番効果的です。それを意識しながら、今まで自分が取り組んできた学習を「セルフ会話法」とリンクさせることで効果は倍増!想像以上の結果を得ることができます。

相談者様のように、ビジネスシーンでの使用を目的としてTOEICなどを取り入れている場合は、学んだビジネス単語を使ってセルフ会話を始めてみましょう。単純に意味を理解した場合よりも、その単語を使いこなすことができるようになります。

たとえば先日「public relations:広報」という言葉を学んだとしましょう。この言葉を積極的にセルフ会話法に取り込んでいきます。

A:I’m Thomas of Quest4beauty company. May I speak to someone in public relations? – Quest4beautyという会社のトーマスです。広報担当の方とお話しがしたいんですが…

B:Yes, I am taking the charge of PR officer, John. – わたしが広報担当のジョンです。

A:Nice to meet you, John. I’d like to ask you about advertising campaign of next project. –ジョンさんよろしくお願いします。次のプロジェクトの広告キャンペーンについてお願いがあるんです。

B:I see. Serena is taking charge of it but she is out of the office. –そうなんですね。そのキャンペーンはセレナが担当しているんですが、彼女は外出中なんです…

A:Oh Okay. Could you give me the contact information of her or would you mind asking her to call me when she comes back?− そうでしたか。では、彼女の連絡先を教えてもらえますか?もしくは彼女が帰ってきたら、わたしに電話をしてくれるよう伝えてもらえますか?

このように、実際に自分が「public relations」という単語を使いそうなシーンを想定して会話を始めることで、自分に必要な会話を予習することができます。返答に困ったり、言い回しに自信がなかった時は、一通り会話が終わってからきちんと復習をしておきましょう。同じシーンで異なる会話を繰り返すと、より質のいいトレーニングになります。

自信を持って話さなければならない「ビジネスシーン」

ビジネスシーンで英語を使う時は、お友達と雑談を楽しむ時とはひと味違いますよね。もちろん専門用語も大切ですが、何よりも相手を納得させる会話力や表現力が必要になります。英会話に不安感を抱いたままでは、自信を持って相手に話かけ説得することなど不可能です。

「セルフ会話法」を使ってビジネス会話の予習をして自信をつけていくことが、英会話上達への近道です。地道にこちこちと経験値を積み上げていきましょう。