長い間英語の勉強をしているけれどレベルアップの実感がない

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Q. 長い間英語の勉強を続けていますが、レベルアップを実感できません。どうして努力しているのに、実力が上がらないのでしょうか?

A. 英語の勉強に限らず、何かを上達しようと努力している人には必ずおとずれる、いわゆる「伸び悩み」は、誰もが感じるストレスです。大切なのは、この伸び悩みの時期をいかにして乗り切り、諦めることなく学習を続けられるか、ということなのです。

伸び悩みは視点を変えることで解消される。

伸び悩みは、今まで続けてきた学習方法に加えて、何か新しいエッセンスを加えられることをおすすめします。大前提として、あなたの理想とする「英語のできる自分」がどのタイプなのかをはっきりさせましょう。例えば…

Aさん:ネイティブの人と英会話ができるようになりたい。
Bさん:大好きな海外ドラマを英語のまま鑑賞できるようになりたい。
Cさん:仕事で海外の取引先とメールで連絡を取れるようになりたい。

自分の必要とする英語の種類によって、効果的なレッスンの取り組み方に違いが生まれることは、なんとなく想像がつきますよね。漠然と「英語」ができるようになりたい!と望むだけでは、理想の「英語のできる自分」には近づくことができません。

ネイティブの人と英会話ができるようになりたい。

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Aさんのようなタイプの人に必要なのは「会話力」です。正しい文法を使うことはもちろん大切ですが、それ以前に、自分の話したいことを英語で表現できることが大切です。数多くの英単語をランダムに学ぶことよりも、実際に自分が会話で使いそうな単語を中心に学んでいきましょう。また、日常会話でよく使われる言い回しは、海外ドラマから学ぶのがおすすめです。

大好きな海外ドラマを英語のまま鑑賞できるようになりたい。

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Bさんのような、英語を理解する力を強めたい人は、とにかく数をこなすこと、つまりたくさんの作品を見ることです。しかし、これもランダムに作品を選ぶよりは、自分の好きなジャンルをチョイスしましょう。興味が湧きやすい内容、親しみのあるストーリーは、内容を理解しようとして、自然と疑問が浮かび上がる環境を作ってくれます。最初は、英語字幕を欠かさずつけて視聴しましょう。それを何度も繰り返すことが大切です。一度しか視聴しなかったり、何かをしながらの「ながら見」は意味がありません。繰り返すうちに、理解が深まっていきます。

仕事で海外の取引先とメールで連絡を取れるようになりたい。

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Cさんの場合は、定型文を覚えるのが最も近道です。また、社会人として失礼のない文章を作る力が必要となります。今まで英語を学習する上で、英語を日本語で勉強しないほうがいい、英語は英語で学ぼう、といった内容を耳にしたことがあるかと思います。これは、英語のニュアンスを、そのまま日本語の文章に置き換えることが不可能だという理由からです。しかし実際は、日本語を母国語とする私たちにとって、その言語をベースに英語を学ぶことは自然なことなのです。特に、文法を学ぶ際には、きちんと日本語の参考書などで説明文を確認し、理解を深める努力をしましょう。

英語の学習が進むにつれ、誰もが感じる「伸び悩み」を感じた時は、自分の必要な英語力を見極め、それに向けて、学習の方向性を絞っていくことがおすすめです。新しいエッセンスを取り入れながら、自分のオリジナルの方法で、効果的な学習を続けましょう。