英語レベルを向上するために知っておきたい「3つの違い」

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Q. 英語レベルを向上させるポイントを教えてください。

英語を勉強していると、スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングなど、やるべきことがたくさんあり、何をどうしたらいいのか迷っています。英語レベルを向上させるうえで有効なポイントがあれば教えてください。

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A. 一口に英語と言っても、実際はとても奥深いものです。様々な勉強方法を試していけばいくほど、どうしたらいいのか悩んでしまうものです。そんな時こそ、英語の中の「違い」というものを理解するべきです。自分の学んでいる英語に対しての理解を深め、学習に活かしていきましょう。

1.「文面での英語」と「英会話」は別物です

メールや文書などの文面では上手に英語を使えるのに、他国のビジネスマンとの英会話はからっきし。これは特に、文法や読解の高い理解力をお持ちの方が陥りがちな悩みです。

反対に、英会話は得意なのに、文章を書こうと思うときちんとした書き方ができないという人もいるでしょう。それは「文面での英語」と「英会話」は違うからです。

例えば英会話においては、簡潔で的を射た表現が求められます。文書のような難しい単語や言い回しはふさわしくありません。逆に、会話で使う表現を文書で使うのもよくありません。丁寧で礼儀正しい表現が求められる「文面での英語」と、伝えることが重要な「英会話」を、きちんと分けて考えるようにしましょう。 

2. 会話中で「日本語」と「英語」は別の物

ある程度英語のレベルが上がってきた人に起こりやすいのが、「日本語」と「英語」がごちゃごちゃに混ざった会話です。基本的な会話は「英語」で、途中わからない単語などは「日本語」になってしまうことがありませんか?

英語と日本語の両言語を理解できる相手に対して起こりがちですが、この会話を続けていると、いつまでたっても英会話のレベルはアップしていきません。分からない単語や言い回しを覚えなくても、会話自体は成立してしまうからです。

英語での会話中に分からない単語がある場合は、日本語に頼らず、他の英単語に切り替えたり、英語で説明するよう心がけていきましょう。こうすることで英語レベルの底上げが可能になります。

3.「日本人」と「ネイティブスピーカー」の違い

英語を第一言語とするネイティブスピーカーの方々とは違い、私たち日本人にとって英語は第二言語です。ネイティブのように話せないからといって、劣等感を抱く必要は全くありません。

また、「英語は英語で学ぶべきだ」と言う人もいますが、新しい言語を学ぶのには、母国語を使用するのが効率がいい面もあります。特に文法や文の構造を学ぶ時は、日本語の方がわかりやすいです。

以上のように、日本人にとっての英語を理解して、段階を踏んで一歩一歩レベルアップしていってくださいね。